家をリフォームをしてつなぐ|オールジャンル情報局

住宅リフォーム増加

マイホームを持つ夢は今も昔も変わらない

好景気、不景気問わず、マイホームを持ちたいという夢は、多くの人が思うことだろう。自分の城を持つという今では少し古い印象の考え方ではなくとも、漠然と自分の財産としてマイホームが欲しいとほんわか思う人もいる。景気が悪いから賃貸でいいとかいう、そんな考えの人は逆に少なく、可能ならマイホームがほしいと思う人が多いのではないかと思う。

日本の経済がどうなっても、夢をみることは自由だし、叶えることも自由だ。マイホームを持つまでの苦難は、時代によって様々だと思うが、それでも同じ。マイホームは多くの人が浮かべる人生で最も大きな買い物の一つであり、何かの証なのかもしれない。
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空き家が増えている現状

マイホームを持ちたいと考える人は、きっといつの時代も変わらないと思うが、近年日本の住宅事情は変化している。
住宅新築着工戸数は1996年の164.3万戸をピークに、2014年の88万戸と87%も減少しており、2030年には70.5万戸にまで減少する見通しといわれている。
その一方で、住宅リフォーム市場は1995年以降2014年までのデータで緩やかな拡大傾向にある。

新設住宅着工戸数の推移グラフ

2010年をピークに人口減少、世帯構成員の高齢化が年々増加、1973年以降世帯数に対し住宅総数が上回り住宅ストック数増加、これらの影響が大きく、更に今後も拡大していく見込みで、今後住宅リフォーム需要が強まるだろう。

特に東京都内では、転居してくる人口が増える一方となり、新たに住宅を建てようとも土地がないという状況で、まさに求められるのは新たに住宅を建てることではなく、古くとも住宅を修繕やリフォームしつつ長く使うという、新たな住まいのカタチに流れているのかもしれない。
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同時に、「空き家」の増加は社会問題になっている。人口減少・過疎化が進む地方地域で特に問題視されているが、東京都内でも空き家は増えている。
空き家による懸念として、建物自体が古く劣化しているため、倒壊や飛散被害、害虫被害、衛生面の影響、景観上の影響、不法侵入等治安面の問題がある。
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2015年5月には空き家対策特別措置法が施行され、古く、まったく手入れがされていない空き家を減らす強制的な措置が可能となったが、空き家所有者にとっては見て見ぬ振りが通用せず、経済的負担が増える問題となる。

古いものを直して長く使う文化

日本人の文化として、家は新築、車は新車、なかなか新しいもの好きだ。私自身、育った家庭は「中古」なんていう言葉が家族の会話に出てきた記憶がない。これは、筆者の家庭が特別なわけではなく、おそらく日本の文化だと思う。
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かと言って、中古が好ましいという方もたくさんいらっしゃるのも知っているが、この新品フリークは海外では稀だということだから驚きだ。

例えば、ヨーロッパのある国が特集されていた番組をみたことがあるが、建てて数十年の家、使って100年の家具、などなど、驚きの連続のリユースぶりだった。ただし、ボロボロなものを壊さないように扱っているわけではない。修復が必要になれば修復し、汚れればきれいにする、ただそれだけだ。よく考えればいたって普通のことをしている。
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日本の技術はレベルが高い、海外からそんな褒められる国にいるが、それならきっとヨーロッパの国々でしている修復していく文化になったら、日本のモノは何百年使えてしまうんだと思うレベルだ。これは全然悪くない、むしろすごくセンスがいい。日本人として、自国の自慢できる技術をどんどん継承していくことにもなり得る。

そういうことに気付いている人たちはもうはじめている。いいものを長く使おう、これだけで生活の色々なところが変わっていくはずだ。